健康保険について

皆さんは健康保険の使い方はご存知でしょうか?

まず健康保険法を見てみましょう。

「労働者又はその扶養者の業務災害以外の疾病、負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行い、もって国民の生活の安定と福祉の向上に寄付することを目的とする(第1条)」

簡単にいうと仕事以外で日常生活に支障がでた場合給付しますよってことです。

ここでポイントですが、大人の方は特に日常生活でケガとかめったにしないし、基本的に仕事中の痛みでくるもんじゃない?って思う人も多いと思います。でもぼくはこう聞きます。「確かに仕事中辛いですよね。でも仕事中に負傷してないのになんで痛いんですかね?日曜日なんかしませんでしたか?」と。そしたらだいたいの方は心当たりがあったりします。そうです。ケガって以外と最初は痛くないんです。だから忘れかけた時に痛みとして現れるんです。もちろん腫れ上がるレベルだとすぐ気付きますが。

あと慢性は保険が使えないってありますが、これも一緒で以外と急性だったりします。どんどん症状が悪化していく。自己判断は危険ですね。

どの先生方も同じだと思いますが、健康保険が適用か不適用かは問診の時点でわかります。当院はちなみに患者さんに適した治療を最優先で考えてますので、保険外治療の方も結構います。だって保険外って自由診療だから、その人をもっと良くできるきっかけになるんですよ。保険外って高いってイメージばっかりですが、その考えは身体を良くする気がないだけか、必要経費として考える価値がないだけです。保険依存のよくみる整骨院のパターンは保険と保険外のやり方が一緒のとこです。それは僕も謎に思います。そういうところはだいたい説明、治療も対したことないです。

話が変わりますが保険重複について。保険は基本一か月ごとに患者さんの代理として医療機関が請求します。よくあるのが、同じ部位での整形と整骨の同時通院。これ基本だめです。当たり前ですが、健康保険組合の提出先は一つです。何でもかんでも保険乱用してはいけません。約三か月後に自費の支払いになります。組合の方々はちゃんとみてますからね。

保険は安全のためにかけるものです。専門じゃない方は詳しくないのは当然ですが、保険加入してるんであれば最低限の知識はつけ時ましょう。